小野多美枝おのたみえ

雅号:
空女

プロフィール

 

  • 陶歴

1955年 京都に生まれる
1973年 清水焼窯元にて修行を始める
    染付・赤絵技法を極める
1977年 京都府立陶工高等技術専門学校卒業
1996年 京都伝統工芸大学校 絵付講師就任
2012年 京都美術工芸大学陶芸学部絵付講師就任

 

  • 受賞歴

第五六回 京都色絵陶芸展 京都市長賞
第一八回 日本伝統工芸士会作品展 入賞
その他 個展 受賞多数

 

 

「華薩摩」について

薩摩焼は江戸時代中期薩摩藩有村碗右衛門が京都・御室窯で錦手・金襴手の細描画を、類似する薩摩焼と区別するために付けられた名称であるそうです。
明治期の作品に感動した空女は、その細密画の伝承を志し、陶器に留まらずより困難といわれる磁器への細描を実現し「華薩摩」と名付けました。
空女の作品は京薩摩の技法に拘りつつも古くからある京薩摩の写し文様のみに囚われることなく、独自のデザイン・発想で新しい展開を見せてくれます。